私は長年トンカツ屋を営んでおりますが、ここ数年、インバウンドのおかげで海外からのお客様が多くいらっしゃるようになりました。特に韓国からのお客様が増えていることは、私にとって大変うれしいことです。遠く離れた国からわざわざ足を運んでいただけることに、心から感謝しております。
現在、日本と韓国の間にはいくつかの課題がありますが、私はお互いの文化や思いを共有し、理解を深めることが解決の鍵になると信じています。おいしい料理を囲みながら交わされる会話や笑顔が、国と国の隔たりを少しでも埋める力になると感じています。
私のトンカツ屋は決して大きなお店ではありませんが、訪れるお客様一人ひとりに心を込めておもてなしをすることを大切にしています。「食べる喜び」を通じて、ほんの少しでも人と人をつなぐ役割を果たせたら、これほど幸せなことはありません。特に韓国のお客様には、「日本のトンカツ文化」を体験していただくとともに、お客様自身の「韓国の食文化」についてもお話を伺えることがとても楽しみです。互いの文化を尊重し合い、学び合うことで、お互いの国がもっと近い存在になれればと願っています。
これからも、目の前のお客様に喜んでいただける一皿を提供するため、日々努力を重ねていく所存です。トンカツという料理を通じて、小さくても温かい交流の場を作り続けていけたら幸いです。
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